介護職として働き、専門性を武器にしたいのなら、やはり国家資格である介護福祉士は持っておいた方が良いでしょう。では、介護福祉士の資格に合格するためには、どんな勉強が必要なのでしょうか。ここでは、介護福祉士の資格取得を考える人に向けて、試験対策のポイントを紹介したいと思います。

まず大切なのが、間違えた問題やわからない箇所を把握することです。間違えた問題に印や付箋を付けるなどして、インプットするまで繰り返し解くようにしましょう。苦手な部分を把握し、何度も意識することで、正解率は高まっていきます。

次のポイントは、全教科をしっかり勉強すること。試験は全科目で点数をクリアしなければならないため、全体の知識を頭に入れる必要があります。試験の勉強は、最低でも半年前から始めるのがベターです。短期戦で一気に学ぶのではなく、コツコツ学んだ方が効率よく習得することができます。実際、合格した人たちの多くは、毎日1～2時間程度の学習を習慣化していたようです。

そして本番前には、過去3年分の過去問題を解いておくことをおすすめします。試験本番の練習になるのはもちろん、近年出題される問題の傾向を分析することもできます。問題を解く際は、時間配分も意識した方が良いでしょう。マーク式問題であるため、減点を防ぐためには必ずすべてにマークをしておくことが大事です。

そして本番直前には、体調管理の徹底も重要です。本番が近づくとつい勉強を頑張りすぎてしまいますが、体調不良で試験で本調子を出せないとなれば本末転倒です。体調管理も試験対策という認識を持ち、最後まで無理のない範囲で勉強するようにしましょう。