介護業界で働くことを考えている人は、介護資格の取得をしておくと良いでしょう。基本的な介護職員初任者研修資格だけでも取得をしておけば、一人で身体介護サービスの提供を行うことできるようになり、訪問介護事業所のホームヘルパーとしても働けるようになります。

さらに、取得難易度は高くなりますが、介護職員実務者研修資格の取得もおすすめです。初任者研修資格取得者は免除科目が１３０時間分あり取得期間の短縮になりますし、実務者研修資格取得者はサービス提供責任者になることもできます。サービス提供責任者を配置しなければならない訪問介護事業所では積極的に採用を行っており、資格手当や職務手当が付与されることもあります。介護業界でのキャリアアップや転職にも有利になるので、実務者研修資格の取得も考えてみてはいかがでしょうか。

これらの介護資格を取得しておけば多くの企業への就職や転職が有利になりますが、あえて派遣会社の派遣介護職員として働くのも一つの方法です。派遣介護職員として働くと、自分の都合に合わせて勤務日数や勤務時間を決めやすい、派遣会社とのトラブルを避けるためサービス残業などを強制されることが無い、直接雇用のパートやアルバイトよりも時給が高い、などのメリットがあります。正社員のように長時間勤務しか選べなかったり一つの現場で長く勤務することが苦手な人、高い時給で働き短期間でしっかりお金を稼ぎたい人にはおすすめな雇用形態です。

とはいえ、長期的に介護業界でキャリアアップをお考えであれば資格を取得しておくほうが良いといえます。また、異業界から介護にチャレンジしたい方も資格を取得しておいたほうが有利です。より良い状態で働くためにも、資格取得で転職を成功させましょう。